糊付け


地味だけど、とても重要な作業、それは「糊付け」です。

真綿から手で紡いだ糸は、無撚糸(撚りがほぼかかっていない)なので、染めたり、織ることができる状態までに”下ごしらえする”うちに、そのままだと綿状に毛羽だってしまい、作業できなくなってしまいます。

その毛羽立ちを防いでくれるのが、糊。

本場結城紬では、小麦粉の糊を使いますので、私もそれに倣って小麦粉の糊を付けます。

今回は下糊付けの2回目。

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糊付け

 

10分ほど糊に浸けてから、堅く絞り、乾かす前に糸を捌きます。 ここで糊によってくっついてしまった糸束を、出来るだけ丁寧に、糸が一本ずつになるように、手早く捌くことが重要です。 これを丁寧にしないと、次の糸巻き作業時に糸が切れまくって、大変なことになります。

糸を丁寧に捌く作業


天気の良い日に糊付けすると、なぜか糊のききが良いです。(湿気との関係?)

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捌いた糸綛(カセ)を干す

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作業後、ケバケバが手にくっついてます

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