木枠あげ


昨日からひたすら、先日糊付けした糸の木枠上げです。
糊付け後、糸を丁寧に分けても、やはり固まっているところはありまして、それをほぐしながら木枠に巻くので、途中糸も切れますし、普通の絹糸を巻くより、かなりゆっくり時間をかけてやります。真綿の手紬糸ゆえ、しかたありません。

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この木枠に巻く道具を「座車」といいますが、これは、自動的に糸を左右に振ってくれる優れものです。
その仕組みが、円筒に掘られたジグザグの溝を活用しているという、いたってシンプルで単純なものですが、これを考えた先人の知恵は素晴らしいと思います。



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