大麻布の手織り＆アイヌ刺繍コラボワークショップ

アイヌ刺繍や文化を伝える活動をしているマキコランドの浦川まき子さんとコラボワークショップです！

地機(じばた)で大麻布(幅約28cm×10cm)を手織りして、その布にアイヌ刺繍を施して「レクトゥンペ」を作ります。
全2回(2日間)に分けて行います。両日(2回)参加できる方が対象です。

「レクトゥンペ」とは「首に巻くもの」。病気にかかりにくくなるのです。病気は口から入ってくるので首を守るのです♪

いわゆるチョーカーですが、ヘアバンドにもなります。
魔除けのお守りとしても、汗とりや防寒の役割も果たします。

今回、素材を大麻布にしたことについて、少し説明いたします。
「大麻」というと、「マリファナ」と混同してギョッとされる方も多いのですが、茎からとれる繊維の部分については、産業用として、昔も今もなんら規制されるものではなく、もちろん法律に触れるものではございません。


大麻の繊維は日本では縄文時代、1約万年前から縄や糸にして、人々の生活に密接に用いられていた素材です。

魔を祓う神聖な植物とされており、神社のしめ縄、鈴緒、大幣(おおぬさ)や、横綱の綱などに、現在も活用されています。


日本では戦後、大麻の栽培が許可制になったため、繊維の流通量が激減して、衣服などの布が生産されなくなってしまいましたが、大麻繊維は抗菌作用や消臭力があり、近年ではエコロジーの観点からも再認識されはじめました。


今回はお守りにもなる「レクトゥンペ」を作るにあたり、刺繍を施す布もエネルギーのこもった力のある布にしたかったので、素材にこだわり、大麻(ヘンプ)糸(紡績糸)で手織りすることが最適だと思い、企画しました。


手に入りにくい大麻布をご自身の手で織って、最強のお守りをつくりましょう！！


＜1回目＞はた織り(地機による大麻布の手織り/3時間）
日時：予約カレンダーのいずれかの日時（一回のみ）
会場：染織工房 野の絢（東京都調布市）
講師：大久保有花（着物染織作家・染織工房 野の絢 主宰）


※ 地機(じばた)とは？ 本場結城紬でも使用している原始的なスタイルの手織り機です。 経（たて）糸を腰で吊って、張り具合を身体で調節しながら織るので、全身を使います。慣れるまでは難しいですが、馴染むと機との一体感がとても気持ちが良いですし、風合いの良い布が織れます。


＜2回目＞アイヌ刺繍
日時：2020年11月27日(金) 11時〜17時　時間内 出入り自由
※初めての方は、できるだけ11時にお越しください。
会場：マキコランド（東京都八王子市）

講師：浦川まき子さん（マキコランド主宰）

みんなでちくちく、おしゃべりしながら、アイヌのお話も聞けちゃう♪
深く楽しい時間を共に過ごしましょう！
時間内、出入り自由なので、1日たっぷり落ち着いて刺繍してもよし、または3時間程、短時間に集中して刺繍してもよし、ご都合に合わせてご参加いただけます。

予約時に２回目アイヌ刺繍の日の「入場時間」「退場時間」のご予定をメッセージ欄で、お知らせくださると助かります。