年越し
年末は染めと織りに明け暮れる日々でした。 ある方からご相談を受けて、1年以上前の紅花染めワークショップでお土産に貰った粉(紅花色素を吸わせたセルロースパウダー)が使用可能か?とのお問合せでしたが、そもそもセルロースパウダーからの染めの経験がありませんでしたので、必ず染まるという確約はできませんが、ご一緒に実験してみましょう、というスタンスでお越し頂きました。 …
年末は染めと織りに明け暮れる日々でした。 ある方からご相談を受けて、1年以上前の紅花染めワークショップでお土産に貰った粉(紅花色素を吸わせたセルロースパウダー)が使用可能か?とのお問合せでしたが、そもそもセルロースパウダーからの染めの経験がありませんでしたので、必ず染まるという確約はできませんが、ご一緒に実験してみましょう、というスタンスでお越し頂きました。 …
機(はた)織り前には、様々な作業が必要です。 その作業を結城紬の織元では「下ごしらえ」と呼んでいましたので、私もその呼び名を踏襲しています。 織るよりもむしろ、下ごしらえで全体の工程の8割をしめているとも言えます。 【整経(せいけい)】 布の幅分の経糸の本数を、織る布の長さに整えます。 今回は、プレゼントの匂袋用とサンプル用なので、反物より短めです。 糸の本 …
昨日からひたすら、先日糊付けした糸の木枠上げです。 糊付け後、糸を丁寧に分けても、やはり固まっているところはありまして、それをほぐしながら木枠に巻くので、途中糸も切れますし、普通の絹糸を巻くより、かなりゆっくり時間をかけてやります。真綿の手紬糸ゆえ、しかたありません。 この木枠に巻く道具を「座車」といいますが、これは、自動的に糸を左右に振ってくれる優れもので …
地味だけど、とても重要な作業、それは「糊付け」です。 真綿から手で紡いだ糸は、無撚糸(撚りがほぼかかっていない)なので、染めたり、織ることができる状態までに”下ごしらえする”うちに、そのままだと綿状に毛羽だってしまい、作業できなくなってしまいます。 その毛羽立ちを防いでくれるのが、糊。 本場結城紬では、小麦粉の糊を使いますので、私もそれに倣って小麦粉の糊を付 …
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